いじめによる不登校、自殺、精神疾患などの問題は、昔から完全に消えることが有りません。どんなに『いじめは絶対に良くないことだ』と子供達に言って聞かせても、いじめる人・いじめられる人の関係はどこにでも存在します。
『いじめは悪いことだ』という常識は、誰でも持っているはずです。小さい子供でも、皆と同等の教育さえ受けていれば知っていることです。それでは、何故それが『悪いこと』だと知りながら、いじめに及んでしまうのでしょうか。
この『いじめ対策ガイド』では、いじめる子・いじめられる子の心理や、いじめの原因・末路などについて、具体的にお話ししていきたいと思います。この『いじめ対策ガイド』は、いじめとはどういうことが原因で起こるのかをよく知り、いじめが無くしたいという意志のもと作られています。
皆さんは、いじめによって家族を失う痛みを知っているでしょうか。恋人や家族、親友がある日突然いじめを苦に自殺してしまったら、どのような気持ちになるでしょうか。今、誰かをいじめている人も、いじめによって「もう死んでしまおう」と思っている人も、どうかこれを読んで思い止まって頂ければと思います。
いじめは、何も生みません。ちょっとした妬み嫉み、最初は単純な揶揄だったものが、いつしか大きな憎しみに変わり、対象を激しく攻撃します。そして、攻撃された対象は心を侵害され、歪み、抵抗することが出来なければ誰も信じることが出来なくなってしまいます。
そして、『いじめる側が悪い・いじめられる側が悪い』と水掛け論のようなことが続いて居たりもしますが、いじめを発生させた環境やタイミング、周りの対応なども関わってくるので、何もかもが二者だけの問題というわけではありません。
もちろん、『いじめに及んだ人が悪い』と言えばそれまでですが、それは何の解決にもなりません。原因を徹底追及し、いじめを無くす努力をすることが大切です。